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ピアノ

北欧ピアノ作品集

「私は沈黙を選んだのではない。沈黙が私を選んだ。」
            シベリウス

“En minä valinnut hiljaisuutta, vaan hiljaisuus valitsi minut.”

ミニコンサート 候補曲🤭

ノルウェー

エドヴァルド・グリーグ

《抒情小曲集 第1集》Op.12 より

  • アリエッタ Op.12-1(レッスン曲)
  • ワルツ Op.12-2
  • 夜警の歌 Op.12-3
  • ノルウェーの旋律 Op.12-8

《抒情小曲集 第5集》Op.54 より

  • ノクターン Op.54-4
  • 鐘の音 Op.54-6

《抒情小曲集 第10集》Op.71 より

  • 余韻(Efterklang)Op.71-7

ハラルド・セーヴェルー

  • ロンド・アモローソ

フィンランド

ジャン・シベリウス

《樹の組曲》Op.75 より

  • もみの木Op.75-5 (レッスン曲)

《叙情的瞑想》Op.40 より

  • 小さいワルツ
  • 無言歌
  • ユモレスク
  • メヌエット

《13の小品》Op.76 より

  • エチュード Op.76-1

《フィンランディア》Op.26

  • ピアノ独奏版

オスカル・メリカント

  • ワルツ・レント

トイヴォ・クーラ

《3つの小品》Op.3

  • 1番 エレジア(悲歌)
  • 2番結婚行進曲(レッスン曲)
  • 3番 羊飼いのガヴォット

エルッキ・メラルティン

  • 天高きところ Op.96-1
  • 二羽の白鳥 Op.92-2
  • 6つの小品Op.118(不思議な森)
    秋景色
    不思議な森
    魔女
    呪文
    鬼火
    小人の踊り

イルマリ・ハンニカイネン

  • 初雪
  • ワルツ Op.17-1

ハッリ・ヴオリ

  • 子どもの為の曲集「タイムマシン」


クーラの《3つの小品》Op.3 を物語にしてみたら、、、

『鐘が遠ざかる頃に』

北の空に長い夕暮れが広がる頃、一人の青年は静かに過去を見つめていた。

それは 《エレジア》

胸の奥には、叶わなかった願い、失われた時間、そしてもう戻ることのない日々への想いが眠っている。

悲しみは深い。

けれど、それは嘆きではなく、静かに心の中で歌い続ける祈りのような悲しみだった。

青年はその想いを抱いたまま、暮れゆく空を見つめていた。

やがて遠くから鐘の音が聞こえてくる。

それは 《結婚行進曲》

人生の新しい門出を告げる鐘。

誰かが新しい道を歩き始める日。

その音は喜びに満ちているはずなのに、なぜか胸の奥を締めつける。

祝福したい。

幸せを願いたい。

それでも消せない寂しさがある。

青年は鐘の響きに耳を傾けながら、自分の中に残る想いと静かに向き合った。

そして気づく。

本当の祝福とは、手放すことなのだと。

鐘の音は少しずつ遠ざかっていく。

過去もまた、その音とともに遠ざかっていく。

やがて風が変わる。

遠くから軽やかな音楽が聞こえてくる。

それは 《小さなガヴォット》

人々は語り合い、笑い、踊っている。

世界は何も変わっていない。

それでも青年の心は、ほんの少しだけ変わっていた。

悲しみは消えていない。

忘れたわけでもない。

けれど、その悲しみと共に歩いていける気がした。

人生は続く。

小さな喜びは、いつもすぐそばにある。

青年は静かに顔を上げる。

北の空には淡い光が差し始めていた。

そして彼は歩き出す。

遠ざかる鐘の余韻を胸に抱きながら。

新しい明日へ向かって。

山根浩志 のアバター

作者: 山根浩志

下関市、北九州市、防府市を中心に活動、レッスンしているピアニストです。随時生徒募集、また演奏依頼承ります。

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