
2021年11月17日、福山まで新幹線でツィメルマン様のリサイタルに行ってきた!
新幹線。いつから乗ってなかったか?車で日帰りは、老眼のおじさんには少しきつそうで^_^:新幹線にした。いやー新幹線って料金高いけど!楽だわー。って何を今更ですが、、。今まで福山は車で行ってたから。あのプライベート感、自由な空間と時間が好きでね。

先日まで、ショパン国際ピアノコンクールで個人的にも盛り上がっていました。若く、才能のある、個性的なピアニスト達の演奏にワクワクドキドキしながら。でも、正直、自分の理想や好みとぴったんこ!って感じる演奏にはなかなか出会えていなかった。
それはなんだろ?と、、今日のツィメルマン様の演奏を聴いてわかった。
やはり、音。そして、楽譜に忠実に、深く読んでいて創造的。そして、全てが流暢に語られ、自然である。不自然な身体の動きは一切なく、全ての音はまるで指と鍵盤がKISSをしているかの様。
これこそが、僕の理想、、なんだな^ ^
一部のバッハ パルティータ 1、2番。ただただ美しく、端正。レトリックを完璧に理解している。天国の音楽でした。あっという間に時が過ぎた。
2部 ブラームス 3つの間奏曲Op. 117
涙。少ない音の中に、人の生き様を感じた。若い頃弾いた事はあったが、今弾くと全く違う作品になるだろうな、、。凄まじい苦悩、悲しみ、痛みを経験した者でしか表現できないもの。
そして、ショパン ソナタ3番、、、
圧巻といっても、感動、、でも、素晴らしい、、でも安っぽくなる、、、
巨匠の演奏は、好き嫌いでは片付けることもできないし、言えるはずもない、、。
いや、もちろん、好きだが、、好きさえも言えない域、、、
感謝しかない。ありがとうございました。幸せでした。
ショパンコンクールで出会った若いピアニスト達も、何十年後には、こうなっていくに違いない。
One reply on “クリスチャン ツィメルマン リサイタル 参り”
1つ1つの音に対する思いですよね。
1音足りとも慈しむ。。
是非聴いてみたかったです。
なかなか身軽でないもので、もどかしい
いいねいいね