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フリーランスになって

3/31で務めていた、学校(中学高校、大学)を辞める決断をして、4月からフリーランスになった。というか、ならざるを得ない状況になったと言うのが正しいかな。

これまで、短期大学ー四年制大学で、准教授、客員教授と大学の教員を長い間務めてきたが、正直、大学関係を辞めることは苦渋の選択でした。しかし、様々な理由があり、音楽家としての精神的な健康を選択しました。2月の終わりに退職を決める事はもちろん僕にとって想定外でした。次の仕事は決まってないし、何をするかも決まってない状態でしたから。 

でも、これはチャンスだな!だって、全て無くなったのは、新しいチャンスがある! ってこと。捨てないと、やってこないものが沢山あります。こうなった事に感謝しないと!と思う様になりました。

後ろは振り返らない。振り返ると、色々な感情が蘇るから。誰かを憎んでも、恨んでも何も変わらないですからね。

ただ、前だけ見て、進むだけ!動いた。イメージだけで動いた。どうなるか分からないけど、動きました。^_^

凄い日数が経った感覚、、

と、ふと友人が言った。

「山根さん、まだ1か月しか経ってないよ!今からだよ!」

またある人は、

「終わったんじゃないよ。始まるんですよ」

その通りだ。今から!

我武者羅に動いたのは、1か月で少し形にしたかったから。そして、少し形になってきました。

起業、、と言うほどまだ大したことはしてないが、一年を目安にいまの形を、さらに動かしてみよう。

そして、やはり僕のすべきことは

教育-人を育てる

「誰かの為に演奏する」

ことだな、と改めて感じている。もちろん、演奏家として、すべきこと、したいこともあります!

とにかく、神様がこの時期をフリーにしてくれた事に感謝しないと。

フリーランスになって、毎日がワクワクです。コロナがいなかったら、もっとグローバルに動けるのだが、収入が減ったのだからそれも結果良かったかな。^_^:

生徒も増え、コンサートも以前のようにできるようになってきました。ほんとに、知り合い、友人、支援してくれている皆さんに感謝しかないです。

ありがとうございます😊

そう!まだまだ、今からです。

📍5月のホームページの閲覧履歴📍

山根浩志

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下関教室 開始!!生徒募集中

下関教室 本格的に開始!
既に下関教室にレッスン予約があり感謝🫂

生徒随時募集。

ウッド調のカフェの様なバーの様なピアノルームでレッスンはどうですか?コーヒー出るかも?^ – ^
ピアノは、ハイブリッドピアノの
「アバングランド」です。

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/pianos/avantgrand/n3/index.html

趣味、初心者、から音大受験
ピアノの先生のスキルアップまで
諸々OK、welcome!!

クラシックはもちろん、ポップス、ジャズ、音楽理論、レッスン可能。

下関教室のレッスンは
火曜、水曜、木曜 (月曜日 休)

今後、大人の為の癒やし系、静かなコンサートも企画する予定です。ただ今企み中!!!

アバングランドの響き             トイヴォ クーラ 結婚行進曲

練習用、静かなミニコンサート用
レンタルルームとかも需要あれば!

色々企画していきます。絵画系、デザイン系も興味あり

乞うご期待!!!

PS 防府教室は、金土日にレッスンしてます。

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新しい友達がやってきた!AvanGrand (下関教室)

防府教室には、グランドピアノが2台ありますが、下関教室には今までは、実際には友人のレッスン室を借りてレッスンをしていました。自分は、クラビノーバで練習していました。グランドピアノで練習するために、わざわざ防府市まで1時間少し運転していくのもめんどくさいから!クラビノーバで我慢してました。

今の部屋は、生ピアノは置けない環境でして、引越しも考えたけど、なかなか良い物件もなく、色々考えてました。

友人に、家を買う!グランドピアノを買う!とか言ってたら、僕より真剣に考えてくれてたようで^_^;

「山根さん、よー考えた方がいいですよ!家買っても、最近は売れないし、凄い買い物ですからねー」

と、、、ありがたいですね、言った本人は忘れてたのに^_^

ということで、引越しせず!いまの部屋に、限りなくグランドピアノに近い、電子ピアノを考えて、ローランド 、ヤマハの2台を候補にして、試弾しに行ったり、ネットで情報収集してました。

で! 結局、ヤマハの”アヴァングランド 3N “に決めて、今日やってきました。店で見たよりデカイ?グランドピアノみたい。

アバングランド3N in 下関教室

N3x の新型は、高すぎて手がでないので、たまたま新中古で安く巡り会えた彼に即決!!

これで、早速バイオリンとコンサートの合わせした。問題ない!練習も楽しくなりました。

とういう事で、下関教室では、今後、レッスン可能になります。バーみたいな、カウンターあるウッド調のレッスン室完成。

静かな大人だけのミニコンサートとかもできそうです。

退職して、心機一転! アバングランドに出会えて良かった。

下関教室ーウッド調のバーのような大人のピアノルーム

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クリエイティブドラマと音楽③

←→

「想像力」って人間にしか与えられてない、素晴らしい力。若い頃ウィーンのマスタークラスで体験したあの感動とちょっとした挫折?は僕の人生を変えてくれました。

余談だけど、自分の音に対する意識も!例えば、ppピアニシモ。どんなに弱く弾いても

「No. …Strong..,…stark」

と言われまくった山根は、

「こりゃ、そもそも音の出し方や身体の使い方、音の聴き方が間違っている」

と、ほぼノックダウン状態。その頃から、一からそれまでの弾き方を変える転機になりましたが、その事はまた話しましょう。

はい。話しをもどしましょう。

もちろん!演奏家は「想像力」だけで演奏できないです。それを、作品に関する知識、音にする技術、人に伝える表現力、音楽にする構成力、それを判断する”耳”は絶対必要です。

そしてもう一つ、全ての音楽、楽譜がある音楽は、「即興的」に聴こえないといけない、ってこと。今、そこで生まれた音楽かの様に!

ウィーンで聴いたロシアのピアニスト(マスタークラスの教授)の演奏は、ストーリーを感じて、ドラマを感じて!楽譜から飛び出たかの様に生き生きと動きだしたのは、まさに今そこで生まれたかの様だったからなんだよね。

想像力 と 即興性、、、

そう、この2つは、音楽家にとって、無くてはならない力!これがないと、どんな技術や知識があったとしてもダメなんだよ、、

そもそも、音楽家にとっての「知識」って、実現できないと、無いものと一緒、、、ってこと。

そんな、それまでの常識を覆す様な体験をした、若かりし山根青年は、ある時とてもクリエイティブな現場に出会えたんです。

ある時、しらない女性から電話がありました。

「ミュージカルで演奏してもらいたいのですが。実はみんなに断られたので、最後に山根さんに、、」

ちょっと、ん?と感じた。最後に?断られたから僕に?あまり気持ちよくないが、話しをつづけた

「はい、ミュージカル好きですから!大丈夫です。で、どんなミュージカルですか?

「ありがとうございます!じ、実は、、楽譜は一切ないんです。あ、何曲かはメロディーとコードくらいは、、あとは全て即興でお願いしたいのですが、、」

「楽譜がない?全て即興ですか?」

なんか楽しそう!練習しなくていいし、、、

「やります!やらせてもらいます!!よろしくお願いします。」

それが、「クリエイティブ ドラマ」との出会いでした。

つづく

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「痛みや疲れがあるピアニストは 致命的」

痛みや疲れがあるピアニストは致命的

この言葉は、2002年ニューヨークで開催された、「The Taubman Institute Williams 2002」で、一番初めに言われ言葉のひとつです。衝撃的な言葉で始まりました^_^:

それには、弾けたら言い訳じゃない、痛みや疲れがある時は良い音や音楽は決して生まれてない。という意味も含まれれています。

この2週間のセミナーとマスタークラスは、”painless痛みのない奏法とアプローチ”を習得できると、あるピアニストから勧められて、遥々日本から参加しました。(別に、僕は痛みや腱鞘炎だった訳ではありません)日本人参加者は2名でした。このセミナーには、有名なピアニスト(名前は出せませんがかなり世界的に有名)とか、演奏活動をバリバリしたり、CDも出しているピアニストが世界中から沢山参加されてました。

そんなピアニストが何故参加してるの?と思いました。良く話を聞くと、

あるピアニストは、

“僕はスケールだけを習いにきた。このままでは、僕はいつかピアノをひけなくなると感じてる。曲はレッスンうけない。ただ、ターブマンのスケールだけを”

そんなピアニストが沢山でした。誰にも言えない、「悩み」はみんなあるみたいでした。

セミナーは、一日2回のレッスンとレクチャー、夜はターブマンアプローチを使っているピアニストのコンサートがありました。レッスンは、メインのターブマンティーチャーのレッスンの後、そのレッスンを見ていたサブティーチャーがさらに丁寧にレッスンという充実したものでした。

レッスンが終わると、受講生全員が集まり、毎日違うテーマのレクチャーが行われ、理論もみっちり学びました。全て英語でのレクチャーの為、英語理解度は、、65%^_^:くらいでしたが、周りの参加者に聞いて理解できました。下の画像が、テキスト内のレクチャーのコンテンツですが、レッスンで言われた内容を、理論的に理解できました。

ターブマンアプローチ コンテンツ

夜のコンサートは、クラシックピアニスト、ジャズピアニスト混在で、楽に超絶技巧を弾いてる実演とでもいいましょうか、すげー!というしかないコンサートでした。まー個人的には、音楽的には好きタイプではなかったですが、ターブマンは、そこにフォーカスをあててないんだな^_^;と割り切って聴いてました。やはり、ヨーロッパ、ロシアの音楽には敵いません。

夜のコンサートプログラム

セミナー日程の後半には、希望者数名の、ターブマン史によるマスタークラスがありました。僕は、希望しました。

真上、横、後ろからのカメラで、受講生全員に見える様に巨大スクリーンに映しだされながら、マスタークラスが進みました。

マスタークラスが終わり、ロシア人のターブマンティーチャーが、僕のところにやってきて言いました。

「君の音楽いいよ。その弾き方はどこで習ったの?ロシア? いまの君のままで、少しターブマンの要素を入れるだけで充分だよ、私もそうしてますから( ” Your music is good. Where did you learn how to play it? Russia? It’s enough to add a little Taubman element as you are now, because I do that too. “)」

と話してくれました。全てターブマンアプローチにしないでいい、という事でした。ロシア人ピアニストに、ロシアで習った?と聞かれましたがロシアのメルジャーノフ氏のお弟子さん(尊敬する原田英代先生です)に習ってます、としかいえないくらい、その頃は自分でもまだロシアの奏法?をあまり意識してなかったのです。

彼の話を聞いて、今の自分の弾き方に付け加える物と、ナチュラルになるために差し引いていく物を見分けるといいんだなと思い、楽にな気持ちになったのを思いだしました。

実は、ニューヨークに行く前に、”アレキサンダーテクニック”を少し学んでましたが、ある理由で辞めました。(ここでは、理由については触れません)。ターブマンアプローチは、アレキサンダーテクニックの要素がピアニストに特化した形で含まれてるのは感じました。

ターブマンアプローチですが、「ローテーション」をマスターし、ターブマンアプローチを使った「スケール」を弾けるようになることが大切になりますが、その前に時間をかけたのは、

“自分の身体を知る,自分の癖を知る”

“ナチュラルな身体にリセットする”

でした。癖 (良くない癖) は、自分ではなかなわかりませんし、それが癖と認識してない場合がほとんどです。その癖が、色々な悪い現象を引き起こしているのも気づいてないと思います。

ターブマンアプローチなレッスンは、曲全体を仕上げると言うものではなく

•難しいパッセージが弾けない
•ゆっくりなら弾けるが、速く弾けない
•途中で疲れる、痛くなる
•部分的には弾けるが、通すと弾けない

という様な、箇所を抜粋して、原因を言われ、このアプローチ(レクチャーのコンテンツにあるアプローチ)をこう使う、というレッスンです。練習の方向性を明確にしてくれます。

僕は、バッハ-ブゾーニ シャコンヌ/ストラビンスキー ペトルーシュカより3つの断章/ショパン マズルカより数曲の中の、弾けないパッセージを取り出して、ターブマンアプローチを学びました。結果、持っていった楽譜は、セミナー終了時にはすべて問題クリアしていました。というか、もっと楽譜持っていけば良かったと後悔したくらいです。

セミナー最後に、このアプローチは「Invisible 見えない」ものが沢山あるので、大きな動きのまま実践すると大変な事になります。実際、ちょっとビデオや一回レッスン受けただけでやってみた、と言う事例を挙げて、それがいかに危険な事かを説明してくれました。

無駄な努力と訓練と忍耐で、無駄な時間使ってませんか?精神論で解決することは決してありません。
ターブマンアプローチはその原因を明確にし、解決してくれます。合理的!と言わざるを得ないアプローチです。

自分自身もかなり変化し、楽に弾いていた自分に、更に楽な世界があるんだと実感させてくれたアプローチです。

身体、指を使う楽器全てに当てはまるアプローチです。

クラシック、ジャス、ポップスは関係ありません。

興味のある方、是非体験してみてはどうですか?

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クリエイティブドラマと音楽②

ヘルシンキでのトロイメル音劇一座公演

←前回①

「楽譜はあるけどね、いつも、いま生まれた音楽の様に演奏しないとね。そう、即興演奏してるかの様にね!」

なるほど。即興的に聴こえないから、<嘘>に聴こえるんだな。とは、すぐには結びつかなったんですが、楽譜を音にして表現するときに、何かが欠けているのは確かだなと思いました。

若い頃、ウィーンで室内楽のマスタークラスを受講した際に、レッスンを受けたロシア人ピアニストに演奏を聴いた頂いた後、こんな事をいわれました。

「あなたは、この曲でどんな経験をしましたか?僕には、それが聞いていてわからなかった。」

山根の心の声  (僕もあなたが何を言っているか、わかりません、、経験とは???)

「この曲(ハイドンのピアノ トリオでした)の物語を、初めから話してくれないか。例えばは、僕はね、」

と、具体的にこの音は、この和音は、この転調は、この音形は、このリズムは、こんな事が起きて、こんな気持ちになり、と、時系列で物語を話しだしました。それは、かなり具体的でしかも完成された物語でした。

その後、先生は僕にこう言いました

「さあ!今度はきみが話してください。」

山根の心の声 (え?んー??まず、何語で?英語で?ていうか、それより、物語を話せてっ?おっしゃってます?そんなこと考えたこともないし、、知ってます?音楽は話さなくても、言葉で説明しなくていいんですよー!だからピアノで 、、、あ!!それが、ピアノ で伝わらかったんだ、、ですよね。)

日本で、沢山レッスン受けて、本番も重ねて、自信つけてウィーンへ持って行った曲の中のひとつだったのですが、一日目にしてコテンパンにされ、ノックアウト状態でした。

「明日、楽しみにしてます。レッスンそれを聞いてからね」 

「は、はい。わかりました。明日話せるようにしてきます。今日はレッスンありがとうございました!」

とにかくどうにかしないと、と僕は敗北感と絶望感に似たものを肩に背負って、レッスン室を後にしました。

その後、カフェで楽譜と睨めっこ。和英辞書を片手に物語を書いてみました。が、そんな経験したことのなかった山根青年は、今までいかに作品に対して適当に接してきたのかと自己嫌悪状態。まず、物語よりアナリーゼと楽譜をもう一度見る事からはじめました。

そうすると、楽譜の方から話し始めてくれました。面白い!楽しくなり自分なりの物語ができました。ただ、明日は自分の口で話さないといけないのが苦痛でしたが、、(ドイツ語は無理だから英語で) でも「自分の言葉」で伝えることで、演奏が何かしら変わるに違いないと、うっすら感じていました。

物語のプレゼン?まーまーうまくいきました。それと同時に、演奏にもどこか自信の様なものが生まれていました。

なんだろこれは。この「力(ちから)」日本では、使ってなかったのか?

この力、単なる「想像力」って言うもんだよな。普通にみんな持っている力。そして、それを使って、楽譜に書いてある事を、具体的に文章化し、さらに言語化しただけで、こんなにも作品が生き生きとして、動き出すのか。妄想の世界から現実の世界に変わったくらい衝撃的なことでした。

「想像力」

ってすごい。とその時感じました。

つづく

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山口ピアノ調律センタープロデュース 山根浩志特別レッスン

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クリエイティブドラマと音楽①

タイ(バンコク公演)
トロイメル音劇一座の公演

このチラシは、「トロイメル音劇一座」の公演のチラシです。僕たちのこのユニットは、クラシック音楽、演劇、をもとに即興的な要素(即興演奏、演劇)をメインに構成され、クリエイティブドラマ的な要素を用いた公演やワークショップを国内外で展開してます。

ドラマ的な? 即興的な? クラシック?演劇??と、なんだか訳話からないと感じるかもしれませんね。

音楽家の僕が、演劇的な手法のドラマに興味持ち、20年以上もドラマの世界にいるのには、もちろん、理由があります。音楽家にとって絶対必要なあるものがあるからです。

有名なピアニストにレッスン受けたり、素晴らしい講座を受けたり、沢山レッスンを受けたり、コンクールに入賞するより、大切なもの、、

ピアノ曲(クラシック音楽全般)には、作曲者がいて楽譜が存在します。そしてピアニスト(演奏者)は、楽譜を-「読んで」演奏します。良く言われるのは、楽譜から作曲者の意図を汲んだ上で演奏者の解釈や演奏者が楽譜から感じ取ったものを乗せて演奏することが大切、、と。その過程で、作曲家の生い立ちや、演奏する作品について知ることはもちろんです。

そうして、「解釈」が生まれます。解釈は、様々です。個人的には、正しい解釈は無いと思っています。もちろん、音楽修辞学的に間違っていたり、楽譜の読み方が間違っていたり、個性を履き違えたりしてる解釈は論外ですが、、

大切なのは、その解釈を、自分が(演奏者)が、自分の身体と心と音でどう表現できるか、と思ってます。

そして、その為には、とても大切な「力」が必要だと思います。

その 「力」が必要なことは、恐らく皆さん分かってるのも、知っています^_^

僕は、自分の生徒、コンクールでの審査などで色んな演奏を聴くとき、それを持っていても演奏に反映してないことがとても残念に感じていました。解釈は間違ってないけど、、良い演奏ではなく、感動する音楽でもない、、例えたら 白い壁をずーっと見ているよう感覚。もちろん、ミスタッチもないし、間違った解釈もないし、それらしい音楽として聞こえるのだが、なんだが「嘘」に聞こえるのはなんだろうと、いつも思ってました。

そしてある時、クリエイティブドラマの世界に、ハマっていた自分がいました。(クリエイティブドラマに出会った切っ掛けは、今は省略します。また違う回で)そこには、自分が本来持っている、”「嘘」を本当にするある力” を、発見することができる!と感じたんですね。音楽やっていても解決できない、、とね^_^

あるピアニストから言われた言葉があります。

「楽譜はあるけどね、いつも、いま生まれた音楽の様に演奏しないとね。そう、即興演奏してるかの様にね!」と。

即興。クリエイティブドラマは、即興の宝庫!

 → つづく

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コンサートご案内^ – ^

2台ピアノコンサート。ゲスト 4/29

バイオリンとDUO 5/14

ピアノトリオ コンサート 5/28

まだまだ、コンサートが決まってますが、また詳細が決まり次第、お知らせします。

チケット、お問い合わせは山根まで。

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北欧のピアノ①〜ノルウェー

Harald Sæverud ハラール・セーヴェルー”ロンド アモローソ”

ノルウェー、、と言ったら、グリーグですよね。他に誰か知ってますか?って聞いても、あまり知られてないかもね。

僕がノルウェーにピアノを習いに行ったのは、ノルウェー🇳🇴に興味あったからじゃないんです。 北欧の音楽がとても心地よく感じたからなんです。

ある時、シベリウス の ”もみの木”をFMで聴いて、なんて素敵なんだ、と思ったのが北欧の音楽にハマって行った切っ掛けです。シベリウス は、ノルウェー?じゃないですよ。フィンランド🇫🇮の作曲家!。その頃は、んー20年以上前ね、あまり北欧のCDが今みたいになくて、広島のノルディックサウンドっていう北欧CD専門店に、しょっちゅう通ってました。そんなことで、スウェーデン🇸🇪、デンマーク🇩🇰、エストニア🇪🇪、ノルウェー🇳🇴、フィンランド🇫🇮などの音楽CDを買いまくってました。

そのCDの中で、あるピアニストの演奏に親しみが湧き、良く聴いてました。アイナル・ヘンニング・スメビというピアニストです。同時にノルウェー🇳🇴と言う国にも興味が湧いてきて、ノルウェーに行く!と決めました。いくならレッスンうけたい!と思い、アイナル・ヘンニング・スメビ氏にコンタクトとり(下手な英語で、! )、オスロ音楽院で個人レッスンを受けることができることになりました。

ノルウェー、オスロ、、、グリーグの生まれた国に、1人で辿りつき、レッスンも充実したものでした。曲は、グリーグの作品、舞曲を数曲もって行ったけど、なんか足らないのでオスロの楽譜屋さんに行って、見たことない作曲家の楽譜を物色してたんです。3冊、レジに持っていったら、レジのお兄ちゃんが、なんやら文句がある?アドバイスがある?らしかった。聞いたら、

「どうして、この作曲家の楽譜を買わないの?絶対買って行った方がいいよ」

的な事を言って、楽譜を取りに行き、僕に手渡してくれました。

その楽譜は、Harald Sæverud ハラール・セーヴェルー の Rond Amoroso ロンド アモローソ”という楽譜でした。そして、お兄ちゃんがいいました。

「この曲は、ノルウェーではとてもポピュラーで、子どもからお年寄りまで皆んなに愛されいる曲だよ。知らない人はいない」

と。僕は、聞いたことがない作曲家だし、買おうかどうか迷ってたけど、買いなさいオーラがすごかったので、買ってしまいました。

楽譜を持って、オスロ音楽院の練習室で譜読みしました。おー、なんと美しいく、しかもなんだか憂いがあり、リズムも多分ノルウェー的!と好きになりました。すぐスメビ氏のレッスンを受けました。

ノルウェーの舞曲のリズムの特徴や、音のイメージ、彼の音楽と人柄に惹かれながら、レッスンを楽しく受けました。

オスロのレッスンが終わり、色々調べたら、ベルゲンという町が彼の故郷だ!とわかり、オスロを後に、ベルゲン、スタバンゲルに移動しました。 ベルゲン近郊には、トロルハウゲンという場所があります。ピアノ作品の代表である「叙情小曲集」は第3集から第10集まで、このトロルハウゲンに移ってから書かれたもので、「トロルハウゲンの婚礼」は有名!僕もスメビ氏にレッスン受けた曲の一つでした。

トロルドハウゲンとは、「トロルの住む丘」という意味で、身長が152センチしかなかったグリーグは(ニーナは154センチ)自分達を小さなトロルと称し、愛情を込めて自宅をこう呼んでいたそうです。

トロルドハウゲンは、なかなか見つからない場所にありました^ ^; トロルドハウゲンでは通じなくて、トロルドハウエン と言ったら分かってくれた。

こうして、いきなりディープにノルウェーを楽しんで帰国し、セーベルーを知っいる人がいない中(現在では、全音からも楽譜が出てる!)北欧のピアノ曲を紹介するときに、ロンド アモローソは、必ず演奏する作品になりました。

この作品には、こんなストーリーがあります。セーベルーと我が子のたわいもない会話。

親子の愛。そして、この曲を、セーベルーの母親に捧げられました。

「お父さん、悲しいの?」

「そうだよ、」

「僕が新聞紙を破いたから?」

「うん、そうだね」

「じゃ、もう僕しないよ」

愛のロンド  とも呼ばれています。

北欧のピアノ② 〜ノルウェー に続く!はず