

バンコクとの繋がりはもう長い。大学関係の音楽家達、バンコク在住の日本人音楽家達とこれまで沢山コンサートを、させてもらう機会がありました。
前回、この夏に、シーナカリン大学でのマスタークラスとコンサートをさせていただきました。今回は バンコク青少年国際コンクール2022/the Bangkok International Youth Music Competition 2022.の審査をさせてもらうことになりました。ほんとうに素晴らしい仲間に恵まれてることに感謝。ありがとうございます😊
さらに、上位入賞者には、年末、バンコクにてマスタークラスとコンサートをさせてもらいます。
今回審査させてもらい、感じたことは沢山ありますが、一番感じたことは
自分の意思、自分の気持ち をちゃんと持っていて、それを表現する力がみんなある。しかも楽しんでる!!!日本にはない、自己紹介は、まさに俳優のような! 日ごろから、クリエイティブドラマを実践しているような皆さんでした。
教え込まれているような、訓練されているような、作り込まれているような、不自然でありなんとなく上手く聞こえる演奏、、日本にはよくあります。その良さは、コンクールに勝つ!の他になにかあるのか?と、日ごろから感じるが、今回のバンコクや他の国の子ども達にはそれはあまり感じなかった。
もちろん、メカニック的(テクニックは表現にリンクしていなければいけませんが、ここでは、単なる指の動き)な面を言えば、日本🇯🇵の子ども達の方が長けているのは明らかでしたが(バンコク青少年音楽コンクールにもメカニック的に素晴らしい子ども達も沢山いました!)、それを踏まえても、素敵に表現してる!伝える力は、はるかに素晴らしいと感じました。
あと、よく、奏法にこだわる指導者やピアニストがいますが、このコンクールでの子どもはハイフィンガーで弾いている者は少なく、やはり日本のピアノ教育は、悪しき昔の弾きかたや習慣をひきづってるなーとつくづく感じました。
審査の項目に、技術、リズム、音質、解釈、自信と流暢さ がありました。
自信と流暢さ!はみなさん素晴らしい!!音楽が、喋っている。ピアニストのような自信!
音楽を言葉で説明する事が出来ないから、音で表現する。それはもちろん!だが、言葉で表現する力がある子ども達は、ピアノで音楽も語れます。
教員やピアノ講師、ピアニストも、一つの事柄をいろいろな言葉で言い換える力は必要ですね。何故そうなのか、その解釈か?音質か?奏法なのか?を、子どもたちや生徒が自分の想像力や思考を使って納得できるような、材料を与えてるのが先生のナビゲーター的な役割だと思ってます。
音楽を言語化することはとても大切です。コミュニケーションには想像力が必要である様に!伝える、受け取る は、まさに芸術そのもの。
まだまだ、色々思う事はありましたが、日本の良さをもっと自然に出せるようになればいいのにと感じたところです。
さて、年末年始バンコク。3つのコンサートもあります。ニューイヤーコンサートは、パキスタン🇵🇰へのチャリティーになります。 楽しみ😍
